トマトが一番おいしいくできるのは夏じゃないんです
2017/10/19
鳥取県岩美町からこんばんは。farm Springboardの川西です。
表題を見て、え!トマトの旬って夏じゃないの!?と思われた方多いんじゃないでしょうか。
まず、旬の定義を辞典から引用すると、「魚・貝・野菜・果実などが出盛って、味が最もよい時」とあります。
トマトは、人工的に作られた環境であるビニールハウス栽培など以外つまり、露地栽培での収穫量ピークは6月~8月。まさに”出盛っている”時期は夏。しかしですね、”味が最もよい時”というのは必ずしもこの夏の時期とは言えないんですよ。
じゃあ、おいしい時期いつ?
それは、春または秋。意外でしょ?
春は温度が低い時期から暖かくなるとき。時間をかけて徐々に実が大きくなるおかげで、その間にじっくりと実に栄養が行きおいしくなりやすいのです。秋も温度変化が反対になるだけで時間をかけてゆっくりじっくり育ちます。
夏はというと、温度が高いので短期間で実は一気に大きくなり、十分な栄養を蓄えられないまま熟れてしまいます。だから味が薄くなったりします。
一番たくさん採れるといった意味で言えば、トマトの旬は夏。
一番おいしい時期といった意味で言えば、トマトの旬は春、秋。
なのでトマトの旬はというと夏でもあり、春・秋でもあると解釈できそうですね。
現代では、これまでの人間の知恵と努力によりいろんな作物がハウス栽培などで季節関係なく出回るようになりました。おかげで、自分たちの食生活がさらに豊かになっていつも健康でいられます。
決して、旬じゃないとおいしくないってことはありません。栄養価が低いってわけじゃありません。
作り方、作る人の腕次第だと思います。作物を、環境をコントロールしていいものを作るのがプロの農家です。
そんな農家には私はまだまだおよびませんが、皆さんに喜んでいただけるような作物をお届けできるよう日々勉強していきます。
P.S やっと書けたー。2時間以上かかったわー。文章書くの苦手やねん。てへ。