トマトにも必ず水をやりましょう

鳥取県岩美町からこんばんは。
farm Springboardの川西です。

今日、同じ町内の方から
「トマトの調子が悪いんだけど
どーしてだろう？」
と電話で質問を受けました。

具体的には、トマトの実が
大きくならないとのことでした。

考えられることは、肥料が切れているか
水を極端にやっていないか。
（これを水を切るといいます）

仕事の合間をぬって、その方の圃場に
寄ってみると、やはり肥料切れを
起こしている様子でした。

当の本人は、不在で田植えで忙しく
詳しく話を聞くことができなかったのですが
水やりをちゃんとしていなかったとか。

トマト作りでは、水やりが結構肝になってきます。
そのことは誰しもが知っていることで
その方も例外ではなく、トマトに水は
あまりあげないほうがいいと頭にはあった
みたいです。

でもね、よーく考えてください。

植物って、肥料を根から吸いますよね。
水に溶けた肥料を根から吸いますよね。
水がなかったらどーですか？
吸えるはずの肥料も吸えないですよね。

でも、トマトは水をたくさん与えると味が薄く
水っぽくなる。おいしくなくなる。

”たくさん”与えるとね。

逆に、水を切り過ぎるとどうなるか。
実は大きくならず、表皮は硬くなり
食べたときに口に皮が残る。

水を”切りすぎる”とね。

つまり、なんでも加減なんです。

その加減を掴むのは経験しかありません。

植物や、その実が大きく元気に
成長するためには必ず水が必要なんです。
水に溶けた肥料を吸うのですから。

そのことをしっかり頭に入れて
作物を栽培すれば、あなたが今育てている
トマトも立派に育つでしょう。