移住定住相談会ってどーなの?
2017/10/19
鳥取県岩美町からこんばんは。farm Springboardの川西です。
今日は岩美町役場関係の方、全国的にも注目されている地域おこし協力隊で岩美町に赴任してこられた方、また移住者を交えての懇親会があり参加してきました。
といっても堅い集まりではなく、ちょっとお酒飲みながら話でもしましょう的な急遽決まった軽い感じの場。会場は以前にもブログで紹介しました、ビーチ&カフェ アロハ。
夕日が沈むのを眺め、陽が落ちた後は漁火を眺めながら、美味しい料理と共にテラスで楽しくお話しました。
その中で話をした、岩美町は移住定住に関する相談会を年に数回大阪や東京で行っているということに関して、僕は思う事があります。
相談会では移住者が出向き移住に興味関心がある人たちに話をする、感じだそうですが。
では、実際に岩美に移住した人のストーリを聞いてじゃあ移住しようと思いますか?
そのストーリーはその人だけのストーリー。同じ道は絶対通れません。考え方、価値観、趣味や嗜好、その人が今置かれている状況が違えば、人生におけるその瞬間瞬間の判断、決断は当然違ってきます。岩美に移住したからって同じ暮しはできません。
では、岩美はこんなに海が綺麗で海の幸も豊富にあって、静かなところで、いいところですよ。これで移住を決断しますか?
そんなの全国どこにでもありますよ。住むの岩美じゃなくたっていいじゃない。だから、移住希望者に訴えても何の意味もない。
では、岩美は暮しに関するサポートが、子育てに関するサポートがこんなに充実してますよ。
これはどうでしょう?移住決断します?
日々の生活は、サポートで成り立ってるわけがないですよね。すべて受け身の方が移住なんてしても続かないですよ。
いくつか例を挙げましたが、これらをわざわざ町の税金と人の時間、労力を使ってPRしに行くよりも、もっと効率的に移住希望者の決断を促す方法はあると思います。そもそもこんなことは全部インターネットで発信すれば済むこと。
岩美町には町が運営するお試し住宅といものがあります。これをもっと上手く活用すべきです。
実際に来てもらって、生活体験して自発的にここに住む理由を見つけてもらう。そこまでしないと、移住なんて決断できないですよ。
移住する人は相談会なんかに話を聞きに来なくても、黙って移住してますって。だって、みんな移住する理由があるんですもん。
今、岩美に住んでいる移住者は、”何のため”に岩美で暮らしているのか。そこにもっとフォーカスして移住定住対策に取り組めば、今よりかは意義のある活動になるのではないでしょうか。
岩美町、自分が住んでいるところだから、世話になっているところだから、もっとよくなってほしいし頑張ってほしいです。
最後までお付き合いありがとうございました!
この写真すごいでしょ。笑