値下げ決断~いわみとまとにかける想い~
2018/04/30
鳥取県岩美町の農家
farm Springboardの川西です。
いわみとまとのネット通販も
今年で3年目になり、
今シーズンのいわみとまと発送開始まで
約1か月となりました。
今年は、さらにお買い求めやすくするために
いわみとまとの価格改定を決心しました。
もちろん、値下げです。
通販を始めてこの間、
全国の多くの方に僕のいわみとまとを
購入して食べていただきました。
お客様からは時に厳しいご意見を
いただいたり、
時にはうれしいお電話をいただいたりしました。
こうやって直接、お客様から
お声をいただけるというのは、
勉強になり、励みになり
生産者としてとてもうれしくありがたいことです。
あるお客様から
「とっても美味しかったです。
また次回、自分へのご褒美として買いたいです」
という声をいただいたことがあります。
ご褒美としてそれに値するだけの
価値があると、
認めていただいてとても光栄です。
ただ、僕がそのとき
まっさきに抱いた気持ちは
”なんだか、寂しいな”
食べたいと思ったときに
欲求のままに食べてほしい。
僕が初めて世に生み出したブランド
いわみとまとは、高級志向ではなく
いつもごくごく当たり前に
皆さんの食卓に並ぶトマトになってほしい。
それで多くの人が喜んでくれればそれでいい。
そう強く思うようになりました。
昨秋からこの春になるまでのあいだ
野菜が本当に高かったですね。
多く方がだいぶ困ったと思います。
もちろん僕も、何!この値段!と思い
買い控えてしまいました。
でも、毎日の食べるものですし
買わないわけにはいかない。
僕も2児の父で、この子たちにも
ちゃんと野菜を食べさせたい。
だけど、高い!
僕気づいたんです。
毎日食べるものが
年により値段変動していては、
困るのは消費者側だけだということに。
もちろんわかりますよ。
需要と供給のバランスで
値段が動いているということは。
でも、生産量が減ったからと、それを消費者側に
押し付けるっておかしくありません!?
僕が作るいわみとまとは、
そんな市場価格に振り回される
ブランドにはしたくありません。
つまり、値段が高くて購入を躊躇するような
ブランドではいけないと考えています。
いわみとまとに関しては。
食べていただきたいお客さんの姿が
具体的に想像できるようになった今だからこそ
こういった話ができます。
世の中には、トマトで言えば
高級なものからリーズナブルなものまで
幅広くあります。
その中でも、いわみとまとというブランドは
先ほども言いましたが、
いつも普段の食卓に並ぶような
皆さんの近くに、ごく当たり前にある
そんなトマトになってほしい。
この信念でやっていくと決め
考えた抜いた末、
今回いわみとまとの値下げという
結論に至りました。
長々と書いてしまいました。
途中、みなさんにとっては訳の分からないことを
言ってしまっていたかもしれません。
変なこと言ってるなーと受け流してください。
それでは、今日も
かわいいいわみとまとの世話に
行ってきます!