歯がキシキシしないほうれん草の秘密と利点

鳥取県岩美町からこんばんは！
farm Springboardの川西です。

昨日のブログでは、
当農場で作るほうれん草は、食べたときに
歯がキシキシならないとお伝えしました。

今日は、そのヒミツ、訳をお話しします。

キシキシする原因はシュウ酸

まず、そもそもどうして、ほうれん草を
食べると、歯がキシキシした感じに
なるのか。

それは、ほうれん草に含まれている
シュウ酸という成分のせいだといわれて
います。これは一般的にアクと言われる
ものの一つです。
このシュウ酸が、口の中のカルシウムと
結合して、シュウ酸カルシウムとなり、
それが歯に付着することでキシキシする
ようです。

シュウ酸が少ないほうれん草

当農場で採れたほうれん草の成分検査を
専門の機関に依頼したところ、
驚くべき結果が返ってきました。

シュウ酸値は、一般のものと比べて、
なんと１/５と非常に少なかったのです。

これは、当農場で行う土つくりと、
与える肥料に起因していることだと
考えています。
詳しくは後々にでも。

アク抜きの手間が省ける

ほうれん草のシュウ酸含有量が極めて
少ないことから、食べてもほとんど
歯がキシキシすることがないのだと
思われます。

時々ほうれん草の料理レシピで、
下茹で工程が入っているものがありますね。
シュウ酸は水に溶けやすい性質があるので
調理前に下茹でをすることで、含まれる
シュウ酸を減らしているのです。
普段からやっているという方もいると
思います。
これが、アク抜きという作業ですね。

しかし、当農場のほうれん草は、
シュウ酸が少ないため、アク抜きを
していなくても、または忘れていても
安心して、美味しく召し上がれます。

最後に

とはいっても、お詳しい人の中には、
「シュウ酸は、尿路結石の原因の一つ
なのに、本当に下茹でしなくても
大丈夫なの！？」
と、思われる方もいらっしゃるかも
しれませんね。

ほうれん草を生の状態であっても、普通に
（大量でない量を）食べている分には、
なんの問題もないということなので、
ご安心を。

当農場で栽培する、
歯がキシキシしないほうれん草は、
シュウ酸が極めて少ないほうれん草でした。

それでは、また明日！