冬の寒さが生み出す食の恵み。

鳥取県岩美町からこんばんは！
farm Springboardの川西です。

今日は、猪肉が食べたくなったので、
冷凍庫に残っていた去年の肉を出してきて
調理しました。

冬に獲れたイノシシだったので、
脂がのっています。

そして、食べ方はやっぱりシンプルに、
焼いて塩コショウ。

これが最高に美味しかった。
牛でもない、豚でもない、独特のうま味が
脂とともにじゅわーっと口の中に広がります。
獣臭さなどは全くない肉でした。

夏に獲れた肉よりもやっぱり、脂ののった
冬の肉が美味しいです。

そういえば、冬の寒さの中で育った
野菜も同じように、美味しいものが
多いですよね。

それを売りにしている野菜もありますね。
わざと雪の下で育てたりして。
極寒の中で野菜は、凍ってしまわない
ようにと、自らの糖度を上げて体を
守っているんですね。
そうして蓄えられた養分によってさらに
美味しい野菜になります。

当農場で作るトマトも、寒い時期に実を
つけるのでゆっくりと成長します。
そのおかげで、たくさん栄養分が蓄えられ
味の濃い、コクのあるトマトになります。

今日食べたイノシシも、冬の寒さから
身を守るために蓄えられた脂肪のおかげで、
より美味しいと感じることができるのです。

動物や植物の生きる力が、人間にこのような
形で、恵みを分け与えてくれています。
自然の生きる力というものは、本当に
すごいもので驚かされます。
それを頂く人間は、動物にしろ野菜にしろ
感謝して頂きたいものです。

それでは、また明日！