ほうれん草の糖度と美味しさを上げるために。
2017/11/02
鳥取県岩美町からこんばんは!
farm Springboardの川西です。
ほうれん草の種をまいてから1カ月が
過ぎました。
まだまだ、皆さんが普段見ている
ほうれん草にはほど遠い姿ですね。
これまでの経験上、ここから成長が一気に
早くなります。
締めきっていたビニールハウスを
今日からは開放してこの冬の寒い風に
当てるようにします。収穫までそのまま
開けっ放しでいきます。
寒い中で育てることで、ほうれん草の葉が
分厚くなり、一株の重量がアップします。
味に関わるところでは、糖度が上がります。
ほうれん草に糖度?と思われるかも
しれませんが、ちゃんとあるんです。
当農場で作るほうれん草はハッキリとした
甘みがあります。
他には、寒さに当てることでほうれん草の
アクやエグ味の原因である硝酸やシュウ酸
といった成分を少なくすることができます。
硝酸が多くなると、シュウ酸も多くなる
という関係があるようです。
当農場では硝酸を低く抑える栽培方法を
とっており、さらに寒さに当てることで
一般的なほうれん草の10分の1の硝酸
含有量になっています。
もちろんシュウ酸も少なくなっています。
ほうれん草を食べたときに感じる、
エグ味や歯がキシキシする感じが全く
ありません。そして甘い。
誰もが美味しいと感じるものに仕上がります。
鳥取の厳しい冬の寒さが
僕のほうれん草をさらに強く、大きく
さらに美味しくしてくれるのです。
それでは、また明日!