毒ありトマト!?
2017/11/02
鳥取県岩美町からこんばんは!
farm Springboardの川西です。
「毒ありトマト」といきなりセンセーショナルな
タイトルですいません。
決して、そのようなトマトを作っているわけではないので
ご安心を。
そもそも毒ありトマトなんてありませんからね。
その昔、「トマトは毒あり」だと勘違いされていた
というお話です。
トマトはもともと、南アメリカのアンデス山脈という
乾燥した高い山に生えていた植物です。
それを見つけたスペイン人がヨーロッパに
持ち帰るのですが、その姿が毒をもつ他の植物に
似ていたため、トマトにも毒があると考えられ
食べられることはなく、しばらくは観賞用と
されていたのです。
ところが、やはり食べてみようと思う人が
現れるのですね。
最初に食べた人はすごいですね。
日本にも最初は、鑑賞用として入ってきたのですが、
明治以降になると食用として認知されるようになり、
それから日本人の口に合うように研究が進んだのは
昭和に入ってからだそうです。
ここ日本で最もメジャーなトマト「桃太郎」は、
現在21種類存在します。
過去ブログ「実は21種類もある桃太郎トマト」
そう考えると、以外と最近の話なんですね。
毒だと信じられていたトマトを食べようと思う人が
いなかったら、今のトマトはなかったのかも。
ちなみに現在でも、鑑賞用トマトなるものが
販売されているので、興味がある方は調べて
みてください。
でも、せっかく育てるなら美味しく食べられる
ものがいいですよねー。