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失敗しない種まき ~種が芽を出す条件とは~

      2017/11/02

鳥取県岩美町からこんばんは!
farm Springboardの川西です。

今日は、「失敗しない種まき」ということで
種が芽を出す条件について書きたいと思います。

家庭菜園などで種をまいたけど、芽が出ず
失敗した!という方、是非参考にしてください。

種が芽を出す条件として、

水・温度・酸素

この3つが必要になってきます。
では、それぞれを具体的にどーすればいいのか
僕の失敗談も交えながら見ていきましょう。

まずは、水。
種が芽を出すには水が必要です。
つまり芽が出るまでの間、土は濡れていないといけません。

種まきの後は、必ず水をやりますよね。
でも、良く晴れている日ならすぐに土が乾いてしまって
それだけで芽が出てこなくなります。

そこで、

種をまいたところの土が乾かないように
濡れた新聞紙を上から被せましょう。

常に新聞紙が濡れているように、乾く前に
また濡らしてください。

「土が濡れていればいいのだったら、
乾いたときに水をやればいいじゃないか」
と、思われるかもしれませんが、芽が出るまでは

決して、土に直接水をかけてはいけません。

土は、乾いたり濡れたりを繰り返すうちに
硬く締まり、芽が出にくくなってしまいます。

芽がでるまで水やりは、種まきの後の1回だけです。
なので、1回でたっぷりとあげてくださいね。

あと、土が濡れていても種がその土と密着していないと
意味がありません。時々、まいた種が土の隙間にあって
濡れた土の水を吸えない状態になっていることがあります。

種をまいたら必ず、手で軽く土を押さえてあげましょう。

そうすれば、種が土と密着して、水を吸いやすくなります。

じょうろ水やり

水1つに関してもいろいろ気を付けることがありますね。

温度

次は温度です。
種が芽を出すためには温度が必要です。

具体的には、22度から28度くらい必要です。
22度と28度では、28度のときのほうが早く芽が出ます。
植物の種類にもよりますが、28度付近で
高い温度のほうが理想です。

なぜかというと、芽が出るまでに時間がかかる
ということは、それだけ色々な要因で途中で種が
ダメになってしまうリスクが大きくなるからです。

温度が低すぎても高すぎても芽は出てきません。

なので、野菜や花の種をまく時期というのは
春や秋が多くなります。

畑にまいた場合は、そこの環境に任せればいいですが、
植木鉢やプランターに種をまいた場合は、
気温が高過ぎれば日陰に移したり、逆に気温が低過ぎれば
日なたに置いたりして、種が過ごしやすい環境で
育ててあげましょう。

温度計

 

酸素

最後は、酸素。
実は、種が芽を出すためには酸素も
必要なのです。

酸素といっても難しく考えないでください。

空気が必要と思ってください。

空気酸素イメージ

僕はある時、種まきをしてたっぷりと
水やりをした後、土が乾かないようにと思い、
全体にビニールを上から被せたことがあります。

どうなったと思いますか?

そうです。
土の中に十分空気が行き渡らなかったために、
いくら待っても種は芽を出しませんでした。
そして、種はそのまま腐ってなくなってしまいました。

もし、ビニールるを被せるのなら、針のようなもので
小さい穴をたくさんあけてから使ってください。
もしくは、上で書いたように、濡れた新聞紙を
被せてください。

まとめ

種は、をもらうと、息を吹き返したかのように
その時から呼吸を始めます。そして、埋まっている
土の中が十分な空気と、温度がある環境であれば
元気に芽を出し始めます。

僕が考える、種まきに失敗しない家庭菜園でも
手軽にできる方法をまとめておきます。

種まき後、たっぷりと水をやり(芽が出るまで
水やりはこの1回だけ)その水分が
なくなって土が乾いてしまわないように、
濡れた新聞紙を上から被せる。
芽が出るまではその新聞紙を乾かさないよう
上から水をかけてやる。
そして、土から芽が出てきていないか
毎日確認して、出たらすぐに新聞紙を取り除く。
取り遅れると、芽が光を求めてヒョロヒョロと
細長く伸びてしまうので気を付けてください。

何かこれから自分で育ててみようと思われる方は、
是非、参考にしてみてください。
自分でまいた種から芽がちゃんと出てくるのは、
とっても嬉しいものですよ。

発芽イメージ

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