フカフカの土つくり ~ヒントは山にあり~
2017/11/02
鳥取県岩美町からこんばんは!
farm Springboardの川西です。
昨日のブログの続きです。
フカフカの土は良い土の証し。
それは土の団粒構造ができているから。
団粒構造ができている土は土の物理性、
つまり保水性、排水性、通気性が良い。
だらかフカフカの土は良い土と
言われるのです。
ここまでが昨日の話。
じゃあ、その団粒構造の多い
フカフカの土はどうやって作るの?
それは、有機物を土に入れ続ける。
そして微生物に分解させる。
コレです。
当農場では、毎作でるトマト、キュウリの
残渣を圃場に返してあげています。
具体的には裁断して土の中に鋤き込みます。
毎年、相当の量の有機物を
投入していることになります。
これをしっかり分解させるために
微生物である乳酸菌も一緒に
土に入れています。
微生物の力によって有機物が
分解されると、腐植といものができます。
この腐食が、土の粒子同士をくっつける
糊のような役目をすることで、土の
団粒構造というものができあがるのです。
だから、「腐植が多い土は良い土だ」
とも言います。
実際、この腐植の値を測って土の良し悪しを
判断することもあります。
とにかく有機物を土に入れろ!
山の土がフカフカして柔らかいのは
そのほとんどが落ち葉が分解してできた
ものだから。
やっぱりこれも有機物ですよね。
そして、できることならなるべく
その圃場でできた作物の残渣を土に返して
あげれば、堆肥のような有機物を
わざわざよそから購入したり、取ってきたり
せずに済みます。
必ず土は変わる
「土つくりが農家の成功のカギを握る」
と言っても過言ではありません。
美味しいものを作ろうと思うと
もちろん家庭菜園でも同じことが
言えると思います。
フワフワの土。
皆さんも、ワンランク上の作物をつくるため
是非、ここを目指してみてください。
必ず土は変わります。
僕が作る野菜がその証拠です。